放課後等デイサービスFORTUNA 宇宙での人体の不思議

こんにちは、都筑区の放課後デイサービス FORTUNAです。

感覚の話が出ていますので、ちょっと宇宙での不思議な話をしましょう。

昨年末、前沢さんが宇宙旅行から帰還されたニュースが話題になっていました。宇宙飛行士の人が宇宙ステーションの中でクルクルと回転したりする映像もよく見かけます。宇宙空間は重力が少なくなることでの現象で皆さんもご存じだと思います。


では、こんな時に身体の平行感覚をつかさどる前庭器官はどのような状態になっているのでしょうか?

平衡感覚に関係している(身体の傾きを感じている)耳石は重力が減るために少し浮いてしまいます。そのことにより刺激が弱まります。また、三半規管内も地上にいるときとは違う加速度の影響を受けるため、前庭器官に少なからず影響がでてきます。
一方、視覚は姿勢や運動を制御するために必要な感覚です。(ビジョントレーニングの重要性はこのことからもわかります。ビジョントレーニングの説明は別の機会に致します)視覚は宇宙空間ではそれほど制限を受けないのでほぼ地上と同じ状態です。

この結果、視覚と前庭覚で認識のズレが生じてしまいます。宇宙酔いや空間識失調という症状が起こったりすると言われています。

 

 



しかし、人の身体の機能は非常に優れています。視覚からの情報と前庭器官のズレは自然に補正されていき、空間の認識も出来るようになり、宇宙の環境に適応できるようになるのです。

人体の機能は不思議ですね。

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